SMアートの大御所に小妻要というアーティストがいる
日本のSM雑誌黎明期に数多くのSMイラストを描いた画家だ
昔の雑誌では小妻要子と女性名を名乗っていたこともあるが
日本画の素養を活かした彼の筆致は流麗で繊細だったから
女性の作品と言われても不思議ではなかった
刺青の美女を緊縛した和風の傑作イラストも多いが、
精緻な点描画法で描いた洋風のSMイラストなども数多く描いている
和風・洋風、どちらの小妻要も大好きである。
小妻要の絵に登場する女性たちは、
縛られ、責められ、息も絶え絶えになりながらも
ちょっと困ったような切なげな表情を浮かべている
苦悶しながら、被虐に陶酔しているようにも見える
自分の醸し出す壮絶な「美」を誇っているようにも見える
SMを知り始めたばかりの私はそんな表情に魅了された
私の被虐美・緊縛美追求の原点がそこにある
- 2007/05/28(月) 23:33:51|
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