初心者向けSMハウツー本
「身体も心もボクのもの~はじめてのSMガイド」を読んでみた。
ゲーム・アニメ関連の書籍を多く手掛ける一迅社だけあって、
SMには興味があるけれど、本格的なSM入門書はちょっと怖い・・・
というヤングヲタク層向けのSMマニュアルになっている。
可愛いショートコミックを軸に、やはり可愛いイラストがふんだんに
盛り込まれ、
・SMプレイをさせてもらう説得の方法
・初心者に最適な器具と使い方
といったコラムから、縄の選び方、縛り方、自縛、女装、ピアスまで、
SMに関してのさまざまな情報が幅広く紹介されてている。
特記すべきは「SMの危険性・リスク」について
きちんと様々な項目で触れていることだ。
(「プレイの責任はSにあり」というコラムもある)
また女性側からの視点が盛り込まれているのも○。
あくまで広く情報を載せているため、
若干深みが足りない惜しさはあるのものの
初心者向けSMハウツー本としては十分評価できる。
秋葉原の書店でも評判らしい(笑
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50839654.html
- 2009/05/20(水) 23:27:38|
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Mの快楽はタナトス(=死へ向かう衝動)に支配されているという。
だが「死」の先にこそ新たな「再生」もある。
エロス(=生への衝動)とタナトスは表裏一体である。
- 2009/05/14(木) 16:59:48|
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「縛師 -bakushi-」をDVDで観た。
縄師・緊縛師たちを追ったドキュメンタリーである。
濡木痴夢男、雪村春樹、有末剛ら第一線のプロが
モデルを緊縛していく様子が描き出されている。
三人三様の雰囲気、縛り方が興味深かったが、
個人的に雪村春樹の緊縛に惹かれた。
時に抱きしめるように腕を回しながら女性を縛り上げる様は
実にねっとりとイヤらしくエロい!
こういうジジイにワタシはなりたい(笑
全体として、女性のうっとりとした陶酔の表情は○だが、
映画としては、踏み込みが足りなくて惜しい感じ。
縛る方、縛られる方の本音をもっと聞いてみたい。
音声が聞きとりにくい部分があったり、、
局部を隠した黒ワイプが雑でやや興ざめ。
監督は「ヴァイブレータ」の廣木隆一。
予告編はネットで見ることができます。
http://video.aol.jp/video-detail/-/3322211830/?icid=VIDURV08
- 2009/05/11(月) 23:32:06|
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女性の乳首を優しく虐めるのが好きです。
最初はそっと触れて、徐々に激しく愛撫・・・
kissしたり甘噛みしたりも好きだけれど、
やはりクリップで責めるのが好みです。
普段使うのは
・木製クリップ
・金属製cloverクランプ
・金属製ホフマンピンチコック
といったところ。
木製クリップは海外製の洗濯挟みです。
フツウのプラスチックの洗濯バサミは日常的すぎて
あまり私は使っていません。
生成りの麻縄に合うのはやはり木製クリップですね。
こうしたクリップたちが私の唇や指先のかわりになって
女性の乳首を休まずきゅっと摘まんでくれる訳です。
クリップで挟まれて敏感になった乳首を
さらに意地悪く弄ぶのも好きですね。
自分でクリップにいろいろな加工を施したりもします。
痛みに弱いM女さんの為にバネを弱めたり、
細めの銀の鎖で2つを繋げたり、
錘を下げるための金属フックを付けてみたり。
こうした自分なりの工夫もSの醍醐味かも知れません。
- 2009/05/08(金) 21:40:46|
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女性を縛ることは単純に愉しい。
縄で女性をもっと綺麗にしたい・・・
妖艶な美を引き出したい・・・
すべての女性は縛られると妖しく綺麗になります。
これは間違いない!
縛っているあいだも、縛り上がった姿を鑑賞するのも愉しいです。
もちろん縛り上げられた女性をさらに虐めるのも大好きです!
- 2009/05/06(水) 00:50:05|
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なぜ日本で緊縛が発達したのか?
思考の断片をメモ書き。
もともと日本には「結び」の文化がある。
風呂敷しかり
注連縄しかり
もともと日本人は手先が器用。
凝った複雑な結び方も考案された。
そして江戸時代に捕縛術が発達した。
簡単に縄抜けできないような
複雑な縄掛けが考案された。
相手の身分によっても縄の掛け方を変えたという。
(この時代に亀甲縛りなども考案)
月岡芳年、伊藤晴雨らの無残絵・責め絵の系譜
美的観点からのアプローチ
SM雑誌黎明期
伊藤晴雨の弟子、美濃村晃の功績
緊縛師、濡木痴夢男の活躍
海外から
ハンス・ベルメールの球体関節人形と緊縛写真
メモランダム
自由を奪うこと、自由を奪われること
裸と、裸で緊縛されている状態の違い
縄という衣裳
縛られることで女性の各パーツの魅力が鮮やかに強調される
縛られる安心感=縄に抱擁される感覚
緊縛で解放される女性
・・・この項続きます
- 2009/05/06(水) 00:33:15|
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SM雑誌黎明期にSM誌の表紙や挿絵で活躍した
絵師のひとりに中川彩子という画家がいる。
緻密で端正なその筆致に魅せられ、
必死で作品の載った雑誌を探したこともあった。
そして時が過ぎ、思わぬところで中川彩子の絵との再会を果たした。
P・K・ディックの文庫カバーアートとして。
実は中川彩子とはSMアート用の筆名で
本格的なシュールレアリズム画家、藤野一友がその正体だった。
三島由紀夫、澁澤龍彦も絶賛した幻想画家だったが、
生涯に一度も自分の作品を売らなかったという。
◎天使の緊縛
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309265804
その中川彩子の作品の一部が風俗博物館で公開される。
時間があえばぜひ実物を見てみたい。
- 2009/05/03(日) 01:30:20|
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フランス文学者鹿島茂はキリスト教の関わりから、SMを文明史的に考察している。
「SMは、キリスト教が絶対的なものでなくなったときに生まれた。」
「信者は自己処罰の果てに、絶対的な神、理想のSとまじわる幻想を抱く。」
日本のSMについても
「源氏物語は最初の偉大なSM小説といえます。
光源氏は自分の意思で振る舞っているように見えるのですが、
じつは、大和朝廷の女の子たちが、読者として集団的に「育てあげた」
理想のSにほかならない。」
と語っている。
なるほど「SMと神」というのは興味深いテーマである。
天下のトリックスター中村うさぎはその著書の中で
女性は「罰する神」と「赦す神」を求める、と書いている。
「罰せられること」「赦されること」の中心には、
女性の「欲望」=罪悪感が潜んでいると中村は喝破している。
中村うさぎと同様に、厳格なキリスト教の家族環境で育った
女性人気作家アン・ライスも自分のM嗜好をカミングアウトしている。
(SM小説「眠り姫シリーズ」を別名で上梓している)
M女性にとってS男性は「罰する神」であり「赦す神」なのか。
S男性にとってM女性は「赦す神」なのか。
この「SMと神」の問題は奥が深すぎて私ごときでは手に余るが、
さらにじっくり考えてみたいと思う。
- 2009/05/02(土) 23:27:36|
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